カンボジア王国ノロドム殿下が知事を表敬訪問(4月20日)

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ノロドム殿下は、NGO団体「カンボジアの村を支援する会」の招聘により、4月18日(月)に来日しました。岡山県に滞在の後、20日(水)から23日(土)まで県内に滞在し、カンボジアの研修生を受け入れている県内の農業、酪農について視察しました。

殿下はシハモニー現国王の叔父にあたりますが、年齢も近いことから現国王の兄として育てられました。次期国王を決めるにあたり、ノロドム殿下は王位継承の非常に近い地位にいます。

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殿下は、挨拶の中で、東日本大震災のお見舞いの言葉を述べられた後、インフラ整備、医療、アンコールワットの再興など日本がこれまでに行ってきた国際協力に感謝されました。また、日本がASEAN+3で大きな役割を果たすよう希望されました。

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自由な懇談に入り、日本の高齢化社会の問題に関して、子供が増えない理由を知事に質問されました。知事は、高齢化の問題は香川でも大きな問題であり、人口の減少を止めることが課題となっているが、ひとりでも豊かに暮らせる社会になったことが結婚をしないことにつながっていると説明されました。

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カンボジアでは気候変動や森林伐採が社会問題のようです。カンボジアはメコン川の下流にありますが、現在、水位が下がってきており、下流域のカンボジアに暮らす人たちの生活に影響が出ているそうです。知事からは、香川県も水不足に悩まされる土地柄であり、昔は水を巡る争いがあったことや、ため池がたくさんあることなどの説明がされました。

また、殿下からはカンボジアでは耕地は多いが技術が足りないので、これからの100年を安全に暮らすために、日本の技術力とカンボジアの労働力が力を合わせて生産性の向上を目指したい、という希望を述べられました。

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プレゼント交換をして握手する殿下と知事。 殿下から是非カンボジアに来てもらいたいというメッセージもありました。

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最後に出席者全員で記念撮影をして、表敬訪問は終了しました。

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