南米訪問団:サンパウロ(4)日本人ブラジル移住百周年記念式典に参加

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21日午後は、今回の主たる訪問目的である「日本人ブラジル移住100周年記念式典」に参加しました。

記念式祭典は、午後1時から8時まで続く長いもので、絵巻物のように、様々なグループが技を披露しました。


s-IMG_1601.jpg行進したのは、ラジオ体操、民謡のグループ、ありがとう日本をテーマとしたサンバチームなど延べ1万5千人余りで、元はサンバの行進場所であるアニャエンビー・スポーツ文化総合センターの両翼の観客席は、現地の日系人の家族、日本からの慶祝訪問団など3万人以上で埋め尽くされました。

4時半に第2部の式典がはじまり、皇太子殿下が臨席されると、会場からは大歓声が上がりました。

日本、ブラジル両国の国家斉唱をした後、挨拶がはじまりました。
ブラジル側からは、「日本人とブラジル人の共存の素晴らしさや、ブラジルが今日、農業大国となったのは、日系人のおかげ」との挨拶がありました。

その後、皇太子殿下は、「100周年の機会に2度目の訪伯が実現し嬉しく思っている。100周年記念の名誉総裁として、神戸で行われた式典にも出席し、100年前に笠戸丸が出帆した4月28日午後5時55分に記念の採火を行ったが、感慨深いものがあった。ブラジルの日系社会は、150万人を超えたとも言われ、今、6世も誕生している。日本とブラジルの関係は更に緊密になり、日本には30万人の日系ブラジル人が暮らすようになっている。今年は、日伯交流年として、多くの記念行事が両国で行われる。これからの両国関係がより幅広く、より深まるよう祈念している。移住された皆さんの長年の努力に敬意を表するとともに、温かく日本人を受け入れてくれたブラジル社会に感謝したい。これからも、日系人の皆さんが、両国の交流の架け橋として活躍されることを期待している。」と挨拶しました。

このころになると、お昼前から続いた雨もあがり、夕焼けの中、ブラジルと日本の長い交流の歴史を物語るパレードが続きました。

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