南米訪問団：アルゼンチン（１）　アルゼンチン香川県人会との交流

　当地の県人会は、会員６８世帯。歓迎会には、県人会から４２名、JICA（国際協力機構）古屋事務所長と訪問団員、総勢５４名が出席しました。

　会では、真木（さなぎ）県人会長の歓迎挨拶に続いて、真鍋知事が挨拶。母県の現状について、スポーツ・文化の振興や、瀬戸大橋２０周年、オリーブ植栽１００周年などメモリアル年について紹介、続く松本議長も、挨拶で、出身地の現状や、方言の話を織り交ぜながら、県人との交流の重要性を力説しました。

　続く移住高齢者表彰では、高松市出身の松本孝子さんを表彰。松本さんは、１９５１年に移住されて後、半世紀をアルゼンチンで過ごされています。現在では、孫に囲まれ幸せに暮らしているとのことでした。

　その後、真木会長から、会員の家族が紹介され、綾田県議会南米親善議員連盟会長による乾杯を経て、懇談に移りました。

　会場には、香川県で学んだ元海外技術研修員も３人も顔を見せました。そのうち、平成４年に農業分野で研修した多 田マリアーノさんは、「香川で学んだことを大規模経営の中で生かしている。仏生山国際交流会の皆さんや、研修機関の人たちが懐かしい」と語っていました。
　
　また、香川県で平成１８年までの３年間国際交流員として活躍した村上エレナさんも出席し、訪問団との旧交を温めました。

　懇談では、それぞれの出身地の様子や、移住の苦労話で盛り上がり、終盤では「さくらさくら」「上を向いて歩こう」「ふるさと」など、懐かしい歌も飛び出すなど、楽しい時間を過ごしました。