2010年5月アーカイブ
在大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館ビーダーマン副総領事が来県し、知事を表敬訪問しました。
ビーダーマン副総領事は1984年に初めて香川県を旅行されました。 当時は瀬戸大橋がなく船で来県しましたが、今回は鉄道で瀬戸大橋を渡り、美しい瀬戸内海や島々に感動されたそうです。とりわけ海岸沿いや海辺が美しく、このような景色は日本でもなかなか目にすることはできず、香川県は本当に自然に恵まれた場所だと絶賛されました。

前日の5月16日に副総領事は香川日独協会の総会及び懇親会に出席され、協会の活発な活動ぶりと人々の温かい心に接されました。来年は日独交流150周年にあたり、さらに香川日独協会設立20周年でもあるため、共に祝うイベントを開催できれば、と希望を述べられました。

話題が副総領事の出身地の話となり、知事はドイツを旅行したことを話しました。 知事は1970年代に南ドイツや東ベルリンを訪れ、ベルリンの壁を見たことを話すと、副総領事は、「実際に壁を見たことは素晴らしい。今ではすっかり取り払われてしまって、壁があったことを感じることができない。東ベルリンに住んでいた人々の希望で壁は姿を消してしまったが、今の若者のために少しでも残すべきだった」と、残念なご様子でした。

弥谷寺までの約11Kmは結構遠くて大変でした。


弥谷寺はとても趣のある寺です。大師堂に着くまでもいろいろな史跡があります。仁王門、賽の河原、金剛拳菩薩、百八階段などについて、ご住職から頂いた資料をもとに県国際交流員のジェレミーが参加者に説明をしました。


大師堂では、ご住職の建林様より弥谷寺の歴史や弥谷参りなどについて詳しく説明していただきました。参加者は弥谷寺と弘法大師空海との関わりについて興味深い話を伺うことができました。

本堂で参拝を済ませた後、海岸寺に向け出発しました。
一昨年の4月に始まった「外国人のための八十八ヶ所遍路体験」も、今回ではや5回目となりました。今回を含め、これまでに県内二十三の札所のうち十五の札所に参拝しました。日頃の行いがよいためか、5回とも天候に恵まれました。今回は4月下旬としてはやや気温が低かったものの、高瀬町の平野を歩き弥谷寺から海岸寺へ山越えをするには絶好の天気で、新緑のさぬき路を満喫できました。