2009年12月アーカイブ
屋島寺から八栗寺に向かって下る遍路道はとても急ですが、全員無事にふもとまで下りました。

昼食は八栗寺へ向かう遍路道の途中にあるうどん屋で食べました。

八栗寺へと向かう道もかなり急ですが、みんな元気に上りました。

八栗寺では座敷に上げていただき、副住職様の読経に続き、みんなで手を合わせました。

読経の後、八栗寺や五剣山の由来、八栗寺にまつられている聖天さま、中将房さまについて、そして遍路全般にわたってお話をしていただきました。

聖天さまのシンボルとなっている大根を指差しながら、拝めば健康で金持ちになれると説明してくださいました。

この日、八栗寺よりお接待もしていただき、参加者に甘酒が振舞われました。とてもおいしい甘酒でした。
今回の遍路体験も天気に恵まれ、無事終了することができました。参加者の皆さんにも楽しい思い出が残ったと思います。お世話になりました八栗寺の皆様方に感謝申し上げます。なお、参加者の感想はIpalogに掲載します。
第4回目の開催となった四国八十八ヶ所遍路体験を11月28日(土)に実施しました。今回は、屋島寺から八栗寺までを歩きました。暖冬のためか、もみじは今が見頃で、真っ赤に染まり、ケヤキの葉っぱがはらはらと舞い降りてくる風情のある遍路体験になりました。今回の参加者は、アメリカ6名、中国3名、イギリス2名、アイルランド1名、カナダ1名、ケニア1名、ニジェール1名の計15名が参加しました。
香川県海外技術研修員が約6か月間の研修を終え、知事への帰国挨拶と修了式を行いました。
2日にわたり、市町を訪問しました。
住民とより密接な関係を持つ市町での行政改革の進め方について、いろいろな質問がありました。経費削減と行政効率を向上させることと住民サービスの向上をどのように両立させながら行政改革を進めていくか、いろいろと参考にできる点があったようです。
ベトナム社会主義共和国ハイフォン市から行政改革・企業誘致の研修のため、レー・チャン区党委員会書記グェン・スアン・ソイ氏を団長とする9名の研修員の皆さんが来県しました。
この取り組みは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の支援により、本県がハイフォン市の対して実施している国際協力事業の一環です。
遍 路 体 験
2009年度香川海外技術研修員 黄 麗瓊
2009年11月28日(土)
いよいよ遍路体験の日になりました。ちょっと寒かったですが、いい天気でした。今度の参加者はほとんど外国人で、言葉からはじめ、違うところが多いですが、白衣を着替え、菅笠をかぶってから、もう完全にお遍路さんの雰囲気になりました。
今日の線路は屋島から八栗寺まで、約14キロです。まずは屋島寺へ。登るのは少し疲れましたが、山道で歩いているほかの人たちに「お疲れ様」と声を掛けられて、頑張る気が涌いてきました。四国ではお遍路さんに愛着を持っていると聞いたことがありますが、今日の体験ではなるほどという実感がありました。
屋島寺で寺の参り方を説明してくれてから屋島の頂上で瓦投げをしました。瓦投げは源氏が勝利を祝って屋島山頂から陣笠を投げたことに真似して、今は薄く小さな円形瓦を投げることになったそうです。皆瓦を買って投げて、夢中でした。自分の疲れや悩みなどを、瓦のように外へ投げ出して、不思議にいい気持ちになりました。
屋島を降りる道は登る時の階段道と違い、湿気が強くて、泥道でした。一回滑りましたが無事に降りました。空海または大昔の遍路さんたちの修行は百倍以上大変だろうと思わず敬意を涌いてきました。
昼ごはんは有名な山田家でおいしいうどんを食べました。食事の後、皆元気になってまた出発しました。次の目的地は八栗寺です。八栗寺について、屋島に教えてもらった参り方法に従って、まず山門で一礼をして、それから手を洗いと口をすすぎ、次は本堂と大師堂を参りました。
八栗寺の住職は私たちに誦経もしてくれました。その後、お接待の甘酒を飲みながら、八栗寺の由来を聞きました。空海が入唐祈願のため埋めた八つの焼き栗が、帰朝後大きな木に成長したので八栗寺と名付けられたそうです。住職の話では、無事に中国へ行けるか、そこで順調に勉強できるか、それにまた日本に戻れるかは空海本人も分からないそうで、入唐ということはまるで「ファンタジー」のようです。しかし、このファンタジーを実現しようという空海の行動力と勇気に感動しました。弘法大師は自分が「弘法大師」になれることを昔から分かっていたからこんな素晴らしい修行をしたわけではないと思います。普通の生活で自分の夢や目標のため、一歩一歩踏み出すことは誰でもできる修行ではないでしょうか。残念ながら、多くの現代人はいつもこれがないあれがないといういいわけで、結局夢がない人間になってしまいます。この焼き栗の話を聞いて、これからの人生態度を考え直そうと思うようになりました。
八栗寺がある五剣山を降りて、今日の遍路体験もそろそろ終わりです。体も心も洗練されて、有意義な一日でした。このような遍路文化もこれからずっと残ってほしいと思います。

北風の 谷に向かいて かわら投げ
facing the
valley,
throwing clay kawarake**
into the north
wind
autumn's red
colors -
writing poetry at
the
top of Yashima
road to Yashima
a solitary
maple's
burning autumn
leaves
甘酒の もてなし受ける 秋遍路
autumn pilgrims
and
a welcome helping
of some
sweet amazake
slopes all decked
in red,
towering into the
sky:
Gokenzan Mountain
クリス・マッケーブ
交流会
「香川友好の翼」訪問団の皆さんと陝西省の人々が参加した交流会は、中国の子どもたちの書道・絵画の実演や香川県側の日本民謡民舞東尾会の皆さんの踊りなどで大いに盛り上がりました。