2011年11月アーカイブ

この研修は、公益財団法人オイスカ四国研修センターが独立行政法人国際協力機構(JICA)からの委託をうけ、フィリピンから来日した15名の参加者に研修を行うものです。研修名は「農村振興コース」であり、平成23年11月21日(月)~12月8日(木)までの期間、「組織運営、販売システム、地域振興」について学ぶことを目的に、(1)講義(a. 日本の流通販売システムの概要 b. 日本の地域振興の変遷 c. 地域振興事例(四万十ドラマ) d. JA e. 地域振興リーダーの経験 f. オイスカのフィリピンでの地域振興事例 g. 日本の農商工連携)(2)視察(a.地域振興事例(四万十ドラマ取組み) b.さぬきの里ビオマーケット c.JA視察 d.徳島市農産物直売所 e.高松中央卸売市場)(3)体験,交流(a.農業担い手青年との意見交換)などのプログラムが予定されています。

IMG_4443.jpg

最初に、榎本知事公室長が挨拶し、有益な研修になるよう激励しました。

JICA青年研修事業は、我が国が開発途上国を対象に実施する技術協力の一環として、国際協力機構(JICA)がこれら諸国の未来の国づくりを担う青年層を対象に、日本における専門分野の経験、技術を理解する基礎的な研修を実施することにより、これら諸国の国づくりを担う若手人材の課題解決への取り組みに資する知識、意識を向上させることを目的とする国の事業です。

研修分野は、行政、教育、農業、社会福祉経済、保健医療、環境及び情報通信など多岐にわたる分野で専門的知識及び技術を学ぶが、研修分野の設定に当っては開発途上国に対する援助重点課題又は重点プログラムと整合を図り、JICAが開発途上国で実施している技術協力の効果の実効性を確保するための手段としても、この青年研修を位置づけています。

今回の研修事業は、「JICA青年研修アフリカ・ハイチ 母子保健実施監理コース」で10/24に来日し、10/27に来県、11/8の閉講式を前に、表敬訪問のため、県庁に来られました。参加者は、母子保健に具体的に携わる医師や助産師、行政職員、NPO関係者などで、公益社団法人セカンドハンドが受託した事業です。

IMGP6684.jpg

知事公室長の歓迎の挨拶のあと、表敬者を代表して挨拶するトゥレ・アラサン氏(セネガル)。11月6日の「かがわ国際フェスタ」で母国の紹介をしたことや、これからも開発途上国のリーダーを研修生として受け入れてほしい、と挨拶されました。

在大阪・神戸アメリカ合衆国総領事館総領事が、高松市とセント・ピーターズバーグ市の姉妹都市提携50周年を記念する行事のため来県しました。この機会に、知事を表敬訪問しました。

IMG_4106.jpg

冒頭、総領事は9月に香川県を訪問されたルース駐日大使昼食会のお礼と、大使が直島に感動されたことなどを話されました。

IMG_4111.jpg

総領事はフロリダ生まれであり、フロリダのセント・ピーターズバーグ市と高松市の姉妹都市提携が50年を迎えることをとてもうれしく思っていることや、日本の県庁や市役所を訪問すると、必ずアメリカ青年が働いており、活躍している様子を好ましく思い、その若者こそがアメリカの大使や総領事の役割をしているのだ、と話されました。

笹川平和財団・笹川日中友好基金が2001年より実施している「日中佐官級交流」事業の一環として、2011年中国人民解放軍佐官級訪日研修団が香川県を訪問するにあたり、香川県知事を表敬訪問しました。

IMG_3910.jpg

知事表敬全景。

IMG_3919.jpg

知事歓迎挨拶のあと、表敬者を代表して挨拶をする何団長。香川には美しい自然があり、香川県民の心もきれいだと述べられ、これからも日中の友好関係が発展することを望む、と挨拶されました。

IMG_3956.jpg

出席した訪問団の方々から、経済や文化についていろいろな質問があり、予定時間をオーバーして表敬訪問が続きました。

笹川平和財団・笹川日中友好基金が2001年より実施している「日中佐官級交流」事業の一環として、2011年中国人民解放軍佐官級訪日研修団が香川県を訪問するにあたり、香川県知事を表敬訪問しました。

この日、一行は知事表敬の前に、香川県農業試験場、栗林公園、香川県産業技術センターの視察を行いました。

DSC05635.jpg

香川県農業試験場視察(1)

DSC05641.jpg

香川県農業試験場視察(2)

DSC05661.jpg

栗林公園視察(1)

DSC05668.jpg

栗林公園視察(2) 一行は掬月亭で抹茶を飲まれましたが、畳に座る習慣がないため、座るのは大変な様子でした。

P1060252.jpg

雲辺寺からふもとへ降りる道はひたすら下りが続きます。


P1060258.jpg

遍路道はきれいに整備されていました。


P1060266.jpg

ひたすら下ります。

IMG_1138.jpg

道端には道標(丁石)や行き倒れになった仏を祀る石碑があります。



参加者に説明をする片桐課長補佐。


IMG_1148.jpg

雲辺寺に向かう四国の道は、このように木立が続きました。


香川県では県内在住外国人に歩き遍路を体験してもらい、そのときの様子や感想などを香川県国際課ホームページ(http://www.pref.kagawa.lg.jp/kokusai/)のアイパログ及びI-palog等を使って国内外へ発信しています。これにより「四国八十八箇所霊場と遍路道」の世界遺産登録へ向けた気運醸成の一助としています。

週間天気予報では降水確率が60%となったこともあり、実施が危ぶまれていましたが、当日はやや曇りがちであったため、ウォーキングをするには絶好の天気となりました。

IMG_1092.jpg

遍路体験には直接関係ありませんが、旧曼陀峠へ向かう途中、国の重要文化財に指定されている豊稔池ダムを見学しました。

IMG_1094.jpg

残念ながら、勢いよく放流される様子を見ることはできませんでしたが、石造りの珍しいダムを見て、参加者は思い思いに写真を撮っていました。

IMG_1098.jpg

旧曼陀峠に到着し、遍路衣装に着替え。