来県要人
在大阪・神戸アメリカ合衆国総領事館総領事が、高松市とセント・ピーターズバーグ市の姉妹都市提携50周年を記念する行事のため来県しました。この機会に、知事を表敬訪問しました。

冒頭、総領事は9月に香川県を訪問されたルース駐日大使昼食会のお礼と、大使が直島に感動されたことなどを話されました。

総領事はフロリダ生まれであり、フロリダのセント・ピーターズバーグ市と高松市の姉妹都市提携が50年を迎えることをとてもうれしく思っていることや、日本の県庁や市役所を訪問すると、必ずアメリカ青年が働いており、活躍している様子を好ましく思い、その若者こそがアメリカの大使や総領事の役割をしているのだ、と話されました。
笹川平和財団・笹川日中友好基金が2001年より実施している「日中佐官級交流」事業の一環として、2011年中国人民解放軍佐官級訪日研修団が香川県を訪問するにあたり、香川県知事を表敬訪問しました。

知事表敬全景。

知事歓迎挨拶のあと、表敬者を代表して挨拶をする何団長。香川には美しい自然があり、香川県民の心もきれいだと述べられ、これからも日中の友好関係が発展することを望む、と挨拶されました。

出席した訪問団の方々から、経済や文化についていろいろな質問があり、予定時間をオーバーして表敬訪問が続きました。
笹川平和財団・笹川日中友好基金が2001年より実施している「日中佐官級交流」事業の一環として、2011年中国人民解放軍佐官級訪日研修団が香川県を訪問するにあたり、香川県知事を表敬訪問しました。
この日、一行は知事表敬の前に、香川県農業試験場、栗林公園、香川県産業技術センターの視察を行いました。

香川県農業試験場視察(1)

香川県農業試験場視察(2)

栗林公園視察(1)

栗林公園視察(2) 一行は掬月亭で抹茶を飲まれましたが、畳に座る習慣がないため、座るのは大変な様子でした。
ネパール連邦民主共和国と香川県の友好親善を推進するため、駐日ネパール連邦民主共和国特命全権大使ガネシュ・ヨンザン・タマン閣下とニーナ・ラマ令夫人が来県し、知事を表敬訪問しました。

歓迎の挨拶をする浜田知事。東日本大震災におけるネパールからの支援のお礼や、昨年来県されたマイティー・ネパールの活動について敬意を表されたあと、香川県の魅力について話されました。

タマン閣下は、香川県とネパールの交流などについて話されました。釈迦の生誕地であるルンビニにある公園は、丹下謙三氏のマスタープランによるものであることなどを紹介されました。閣下は来庁された時、県庁舎(東館)が丹下氏の設計であることから1階ロビー周辺を見学されてから表敬会場へと向かわれました。

知事からは、大使一行にうどんネクタイなどを記念品として贈られました。また、大使からは仏画の掛け軸(写真)が贈られました。
泰州市友好代表団が来日し、知事表敬及び穴吹動物看護カレッジ等を視察しました。泰州市とは、同市からの畜産関係の研修生受入等で以前から交流があり、また、前香川県獣医師会長で穴吹動物看護カレッジ校長の湊惠氏が泰州市獣医学院の招聘教授であったことから今回の香川県訪問が実現した。

歓迎の挨拶をする浜田知事。春秋航空の就航により中国とのつながりが盛んになっていること、空海に遡る縁で陝西省と友好県省提携を結んでいること、高松市と南昌市が友好姉妹都市になっていることなどを紹介され、今回の訪問により農業畜産の交流をより深めたいと挨拶されました。

挨拶をする団長の戴勝利泰州市副市長。日本と中国は多分野にわたって交流が行われており、江蘇畜牧獣医学院と学校法人穴吹学園の長年にわたる交流が中国の畜産に貢献していることを紹介されました。両校の交流が20年を迎えることから、これからさらに交流が深まることを希望されました。また、泰州市は胡錦濤氏などの出身地であることを紹介されました。

このあと、挨拶された江蘇畜牧獣医学院院長の吉文林氏(前列右端)は、泰州市で開かれる江蘇畜牧獣医学院と学校法人穴吹学園の20周年記念式典に是非出席してもらいたいと述べられました。

北京大学社会科学系学科に所属する博士課程の学生ら一行が、実際の日本社会を見聞し、現代の日本に対する理解を深めるとともに、日本人学生との対話・交流を目的に来日しました。これは、国際交流基金が実施する日本研究・知的交流事業「北京日本学研究センター事業」の一環で行われました。

最初に知事が歓迎の挨拶を述べました。

続いて、表敬側を代表して、国際交流基金日本研究・知的交流部長 小川忠氏、北京大学国際関係学院准教授 李寒梅氏、学生を代表して北京大学 陶川氏が挨拶をしました。

挨拶をする李寒梅氏

学生代表の陶川氏

挨拶には翻訳が必要であったため、予定していたよりも長い時間がかかり、懇談の時間をあまり長く取ることができませんでした。
北京大学現代日本研究センターは、前身が北京大学で日本研究を行っていた「大平学校」であり、今回来県の皆さんは四国へ来るのは初めてでした。
この研修は、公益財団法人オイスカ四国研修センターが昨年に引き続き、独立行政法人国際協力機構(JICA)からの委託をうけ、8カ国から来日した10名の女性に研修を行うものです
1)コース名: 農村における女性の経済的エンパワメント促進のための農産物加工品の開発及びマーケティング研修コース
2)受入期間: 平成23年6月6日(月)~8月14日(日)
3)コースの概要: このコースでは「食品加工」を中心に研修を行い、地域で採れた農産物を加工し付加価値をつけて販売することにより、女性の収入源となる技術を身につけることを目的としています。また、帰国後に指導的な立場に立つために必要な知識や加工品販売の仕組み等を学ぶため、先進的な事例を現地視察し、意見交換を行います。

最初に知事公室長から歓迎の挨拶がありました。外国での2ヶ月にわたる研修になるので、健康に気をつけて頑張ってほしいと激励されました。

続いて表敬者を代表して柿沼所長が挨拶されました。研修生の皆さんは帰国後のアクションプラン作成、香川大学における交流、地域との交流を予定されています。その後、研修生の皆さんの自己紹介がありました。皆さん、各国の政府やNGOなどで働かれている方々です。

懇談に移ってから、皆さんから活発な発言があり、予定していた時間を超過して表敬が行われました。質問は多岐にわたり、「農業に従事する女性への援助」「個人向けの援助のあり方」「国の支援」「国と地方政府の関係」など様々な質問が出ました。
小豆島町と長年にわたり国際交流をしているジョージワシントン高校及びサザン高校(グアム)の交流団の来県に伴い、知事公室長を表敬訪問しました。この交流事業は、小豆島国際親善交流会(代表 大峯茂樹氏)がボランティアで受入の仲介をしています。

最初に知事公室長が歓迎の挨拶をしました。

続いて、交流団を代表して、引率のワード・クランツさんが挨拶をされました。とても流暢な日本語で敬語も駆使しながらの挨拶でした。

小豆島国際親善交流会代表の大峯茂樹さんから、これまでの交流の歩みが公室長に手渡されました。

グアムの教育委員会はこの度の東日本大震災による影響を心配していたようです。公室長は、香川県には直接の影響がなかったことや放射能の値を毎日計測していることなどを説明し、安心して滞在してほしいと述べられました。

高校生は一人一人日本語で挨拶しました。香川県の印象は、「きれい」「食べ物がおいしい」「穏やか」などでした。
在大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事アレクサンダー・オルブリッヒ氏は、前日に開催された香川日独協会20周年式典に出席し、記念講演を行うために来県されました。 香川日独協会は、文化及び産業における日独両国間の友好関係を深めるとともに、日独両国民の親善を図ることを目的として、平成3年に設立された団体であり、様々なイベントの開催などを通じ、香川県とドイツとの相互交流の促進と友好親善に多大の貢献をしています。

総領事はこれまでの公式訪問は2度目ですが、非公式訪問を含めるとすでに5回目の来県となり、瀬戸内国際芸術祭にも足を運んでくださいました。総領事は、これから6回、7回と来県するのでよろしくお願いしたい、と述べられ、周囲を和やかな雰囲気にされました。

総領事はドイツにいた頃、香川日独協会と友好協定を締結しているボン独日協会に所属され、ボンを訪れた日本の若者のホームステイを受け入れたこともあるそうです。

また、香川日独協会の若者の会は神戸にある若者の会と並んで最も活発な活動している、と賞賛されました。
昨年から「日独友好150周年」を記念する行事の一つとして様々な行事が行われていますが、今年の6月10日から7月13日まで「ドイツと江戸の風景」というテーマの作品展が開かれ、オイレンブルク伯爵率いるプロイセン東アジア遠征隊の一員、ドイツ人画家ベルクが描いた当時の江戸の風景が紹介されることになっていることも紹介されました。